romancingerga3131’s blog

新潟県柏崎市生まれのアラフィフ。ライティングの修行のためブログを始めました。本職は公共輸送業。主に地域の魅力や地方創生、まちづくり、東京一極集中の問題、その他諸々を本職(公共輸送業)の目線で書きたいと思います。

反転攻勢

 新年明けましておめでとうございます。ユウこばやしです。年初めはバタバタとしておりましたが、やっと落ち着いたのでブログを更新します。

 さて、世間では昨年末よりデルタ株から新たに変異したオミクロン株が猛威を振るい、未だに収束しない「コロナ禍」。今年に入り東京都において連日の新型コロナウイルスの感染者が「4桁」に増え、遂に「10000人」に達しました。

 しかしながら、感染はするものの発熱、咳、だるさ、のどの痛みなどの風邪症状が中心で潜伏期間も通常の新型コロナよりも2日ほど短いとされ、また味覚嗅覚障害が通常株・デルタ株に比べて少なく、重症化が軽い傾向にあるようです。とは言うもののまだまだ予断は許されない状況である事に変わりはありません。

 さて、今回のテーマは「反転攻勢」。この「反転攻勢」の意味ですが、守備・防戦の情勢から翻って、攻めに転じることです。この言葉は秋田県横手市の高橋大市長が今年の年頭挨拶で発言されたものです。

f:id:romancingerga3131:20220123213440j:image(昨年末に東京タワーで開催された横手市かまくらイベントに出席された横手市の高橋大市長)

 市長は挨拶の始めの方で「新型コロナウィルスの影響で苦しい日々が続くもワクチン接種を機に物事に対して取り組む自信を取り戻しているのではないでしょうか?」と市民に問いかけています。それを踏まえて「反転攻勢」に打って出る年と述べました。

 コロナで生活様式が変わるも通信技術の発達により物理的な距離感が一気に解消され、これまでの「都市と地方の関係」が変わろうとしていること。その上で地方都市の良さと豊かさを発信し、若者がワクワクする環境作りと安心して働き子育てしやすい「まちづくりの推進」。挨拶の最後において「多くの困難が待ち受けていても市民一人一人が手を取り合い笑顔で乗りきっていけると確信しています」と、締め括りました。横手市民を勇気付け、奮い起たせるための高橋大市長の年頭挨拶でしたが、その動画を観た私も勇気付けられました。

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 さて、話は変わって私が生まれた新潟県柏崎市のロゴが入ったパーカーとTシャツが届きました。
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 柏崎観光協会青年部のプロデュースです。ただ柏崎で生まれただけで1ヶ月後に首都圏に移住したのに、これを着ると不思議と柏崎市民になったような感覚になりますね。

 最後に、去年は人生最大の屈辱感を味わいました(具体的には書けませんが)。今年は高橋大市長が発言された「反転攻勢」という言葉を胸に攻めに転じた1年にします。

 皆様、本年もよろしくお願いいたします。

 

東京一極集中を私の本業の目線で見る

 ユウこばやしです。ブログを始めて気付いたのですが、話すのは容易でも話したことを文章にして書くことの難しさを痛感しております。

 さて、今回のテーマですが「東京一極集中」について私の本業の目線で見る。

 「東京一極集中」とは、日本において、政治・経済・文化・人口など、社会における資本・資源・活動が東京都区部、あるいは南関東に集中している状況を言います(Wikipediaより抜粋)。 まず私の本業ですが、都内某エリアを走る「路線バスの運転士です」。下の画像は私が乗務中に使用している路線バスの車内のレイアウトです。
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 ご覧の通りのノンステップバスの車内ですが、中扉(降車口)から後ろにかけては座席を削減した都市型ラッシュ仕様という乗客収容を第一に造られたレイアウトになっています。そして私の営業エリアですが、平日朝のラッシュ時間帯には主要ターミナルのバス停や駅に1時間毎約60本前後。また土日祝においても、バスの車内が超満員になるほど利用客を乗せて発着している「ドル箱」と呼ばれる収益性の高い路線を抱えているエリアです。
f:id:romancingerga3131:20211226190940j:imageバス高速輸送システムBRTの運用に就く新潟交通の専用バス。新潟駅万代口にて撮影)
f:id:romancingerga3131:20211226191400j:image新潟交通BRT専用の連接バス新潟市西区にて撮影)

 余談ですが、私の営業エリアは「ドル箱」であるものの連接タイプやホイールベース(前タイヤから後ろタイヤの間隔)の長いタイプの大量輸送用のバスは道路の構造上導入不可能ですが、道路の構造上通行可能で且つ収益性の高いエリアにおいては上の2枚の画像にありますように連接バスホイールベースの長いバスを導入している会社もあります。

 さて、そんな「ドル箱」エリアで乗務している私ですが、「東京一極集中」を本業の観点から「人口(利用客)」という分野で書きたいと思います。結論から言うと私は、東京にこれ以上人口が増えることに対して反対です。その理由は、東京に人口が増加すればするほど「トラブルやリスク」「モラルやマナーの低下」が増えるからです。

 現在、入社して15年目。私が入社したての頃も満員になるほど乗りましたが、年末年始は途中のバス停で時間を調整するぐらいの余裕があり利用客も今ほどいませんでした。

 しかし、東日本大震災を経て年数が経つごとに営業エリアにマンション、学校と宅地化が進むにつれて沿線人口が増加し運転士と利用客同士のトラブル、沿線住民のマナー(車内乗車時、道路通行時、自転車走行時)の悪さが目立つようになりリスクもはるかに上がりました。

 また東日本大震災以降はSNSを始めとしたネットの発達により伝達手段が容易になり、正しいことをしていてもクレームになるケースが増加。そして、運賃を払えば何をしてもいいという勘違いをした利用客も増えました。

 このような悪質な行為は運転士にとって負担となり、精神疾患や退職者の増加に繋がり運転士不足に陥ります(現在はコロナ禍のためまた違った負のスパイラルになっていますが)。

 もちろん乗務中、私もこういったケースに立ち合っておりますが、数年前よりこの問題に対しての背景、解決策等を組合の職場討議や会社の職場説明会でも主張を続けてまいりました。その結果、本社のお客様センターに送信される悪質なクレームが40%に上ることが判明。改善されるどころか益々ひどくなる一方です。

 そのような中、今年の6月の終わりに、全日本交通運輸産業労働組合協議会交運労協)が悪質クレーム(迷惑行為)調査に乗り出し、職場のアンケートに記入要員として抜擢され調査に協力するすることになりました。f:id:romancingerga3131:20211230170645j:image

 ここへきてやっと1つの切っ掛けに発展しましたが、今後はこれをいかに世間に訴えて発信し国に周知させ、法案として成立させるまで持っていってほしいなと願うばかりです。

 「東京一極集中」の人口という部分について触れました。

f:id:romancingerga3131:20211231150635j:image(仕事一筋だった主人公が定年を迎え、趣味も夢もないままに途方に暮れるさまと、やがて自らの第二の人生と向き合い悪戦苦闘していく姿を、夫婦の葛藤と絆とともに描き出す作品。)
 そんな経験から4年ほど前から、地方創生やまちづくりに関心を持つようになりましたが、私は仕事の愚痴を言っているのではありません。私達公共交通労働者は、利用客の安全安心を確保し日々安全輸送に努めております。公共交通労働者に対する悪質クレーム(迷惑行為)はその公共交通労働者の精神や人格を破壊し挙げ句の果てに病んでしまいます。都内の路線沿線に沿いに住む皆様、公共交通を利用される皆様、並びに都内に夢を抱いてこれから地方から上京される皆様。都内含む大都市圏にもローカルルールやマナーがあります。自分だけが生活しているのではありません。地方同様、東京をはじめ大都市圏にもお互いが思いやれる環境を維持しなくてはならないのです。

 この文章を読まれた皆様に「東京一極集中」を始め1人1人がお互いを思いやれる環境の維持を今、改めて考える切っ掛けになれば幸いです。

 

秋田県横手市十文字町をクローズアップ

 こんにちは。ユウこばやしです。久々のブログの更新です。先週の12月10日から12月13日にかけて初めての秋田県旅行に行ってきました。

 秋田県と言えば、私が生まれた新潟県同様、米どころ酒どころでもあり、全国のお米の生産量並びに日本酒の消費量トップ3に入ります。
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秋田県横手市増田町 日の丸醸造の日本酒)
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秋田県横手市十文字町あきたこまち

 文化については、新潟は古町芸妓の文化が存在。秋田も同様に平成の初期に一度は途絶えてしまった川反芸妓が近年、あきた舞妓として芸妓文化が復活し、彼女らは「秋田美人」として秋田の観光や文化の魅力を発信し続けています。
f:id:romancingerga3131:20211222155549j:image(あきた芸術文化施設松下の展示)
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(あきた舞妓の踊り)

 また両県とも日本海に面し、雪が多く降ることから気候や産業において共通点が多いのも特徴です。そんな初めて訪れた秋田県ですが、県南地方の横手市に足を運んできました。
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 なぜ、かまくらが有名な横手市なのか?実は私が生まれた新潟県柏崎市横手市はちょっとした繋がりがあるからです。

 まずは、柏崎市議会の中に横手市出身の議員さんが活躍されていること。次に2019年の10月に、横手市十文字町出身のタレント壇蜜さんが柏崎市で開催されたイベント【詩フェスティバル―花火と良寛の地で】にてゲストとして参加されたこと。
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トークショーにてトーク中の壇蜜さん※Twitterより引用)
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(表彰式※Twitterより引用)
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(市長より柏崎市認証米米山プリンセスを受け取る壇蜜さん※Twitterより引用)
 そして、私は壇蜜さんの出身地であり,,サクランボの生産地でかつては白鳥がたくさん飛来した、横手市十文字町にて「十文字和紙の葉書作り体験」に参加してきました。まさかここでも横手市柏崎市との繋がりがあるとは知らずに。
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 このイベントを主宰する団体「十文字和紙愛好会」が、何と柏崎市高柳町門出を拠点とする「越後門出和紙」と交流があったのです。柏崎で生まれたにもかかわらず、越後門出和紙に全くノータッチだったことに反省です。

 そして、十文字和紙で葉書作り体験が始まる。講師は「十文字和紙愛好会」の代表の泉川祐子さん。
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 まず十文字和紙についてですが、秋田県伝統和紙として横手市十文字町で200年以上前から続く手漉き和紙で、楮(こうぞ)を原料として全て手作業で作られます。和紙の特徴として、この地域の地下水が澄んでいるためか素朴な美しさとあたたかな風合いに仕上がります。明治時代は和紙をつくる家は50軒あったものの現在は十文字地域睦合地区に住む佐々木清男さん一軒のみになってしまいました。小学校の教諭を退職し十文字和紙の魅力に惹かれた泉川さんは佐々木清男さんに師事して十文字和紙の伝統を絶やすまいと立ち上げたのたが「十文字和紙愛好会」でした。

 さて十文字和紙を使った葉書作り体験ですが、主に関わった作業は「紙漉き・水切り」と「乾燥」のみで簀桁(すげた)という道具を使って舟という水槽に入った楮(こうぞ)と糊(のり)が簀桁の中によく絡まるように丁寧に混ぜていきます。
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f:id:romancingerga3131:20211222175855j:image(簀桁)
f:id:romancingerga3131:20211222190317j:image(舟)

 そして、簀桁から取り出した和紙に葉っぱを貼り付けた後、本来であればトタン板に貼り付けて乾燥後その場で完成という流れですが、乾くのにしばらく時間が掛かるためバインダーに挟んで応急処置を施して持ち帰って自宅で乾燥させて完成させました。
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 体験を終えた感想ですが、根気のいる作業です。しかし、農業と同様、いい物を作ろうとという意識でやったので楽しく取り組めました。葉書作り体験を終えて作業場の2階を見学。こちらは泉川さんのアトリエとなっています。
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 特に驚いたのは和紙で出来たウェディングドレス。
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 まるで本物です。しかも普通に着れるそうです。泉川さんのものづくりに対する姿勢と感性の素晴らしさを堪能できました。

 

 さて、ここで十文字和紙以外で十文字地域を今回訪れた範囲内で紹介していきます。
f:id:romancingerga3131:20211222192301j:image(十文字図書館2階に展示)

 猩々(しょうじょう)といいます。元々は狂言に出てくる酒飲みの妖怪。今から200年以上前の十文字地域周辺は十五野と呼ばれる無人の広野であり、冬季の吹雪などで道に迷う人も多かったため、1811年(文化8年)に増田通覚寺の天瑞和尚が道標とするべく猩々碑を刻んだといわれています(Wikipediaより抜粋)。その後、開墾が進み文化14年(1817)に人が住み家が建ちはじめると「増田十文字村」とよばれるようになり十文字地域の歴史が始まりました。この猩々の像が十文字地域の発展の礎となり毎年7月下旬には、それにちなんだ猩々まつりが十文字地域で開催されています(2020年、2021年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため中止)。
f:id:romancingerga3131:20211222201658j:image(十文字図書館2階に展示)

 仁井田笠。450年前より十文字地域仁井田に伝わる伝統工芸であり秋田県内で唯一の笠づくりの里となっています。
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(2枚共十文字図書館2階皆川嘉左衛門記念室に展示)

 横手市十文字町出身で農民彫刻家だった故皆川嘉左衛門氏とその作品。息子で長男の嘉博さんは秋田県美術大学で教鞭を執る傍ら、また孫の嘉孝さんも同じ彫刻の道に進まれています。
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 道の駅十文字まめでらがで見つけた十文字松韻窯。利き猪口を1000円で購入。ごく少数ですが、十文字地域で松韻窯を造られている方がいるようです。
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 道の駅十文字まめでらが。建物の外観の写真はありませんが、秋田県の道の駅で1番の売り上げを出しています。もちろん、地場産(十文字産)のお米、野菜、惣菜、弁当、パン、物産等揃っています。建物内にはセブンイレブンも隣接。

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 十文字地域を代表するご当地グルメ、元祖十文字中華そばマルタマの十文字ラーメン。麺は細麺でスープは煮干や鰹節などを出汁でとったあっさり醤油。具材には一般的なチャーシューや、メンマ、ネギ以外に麸と蒲鉾が使用されます。使用している水が美味しいのでスープも全て飲み干しました。
f:id:romancingerga3131:20211223063452j:imageまんさくの花 特別純米酒

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増田町にある日の丸醸造の直売所)

 十文字地域は日本酒も美味しいです。1689年創業の日の丸醸造は隣の増田町に酒蔵とアンテナショップを構えますが、営業部の自社ビルは奥羽本線十文字駅のすぐ向かい側に建っています。主力商品は「まんさくの花」シリーズ。銘柄の由来は、昭和55年放送のNHK連続小説の《マンサクの花》からきています。仕込み水は蔵の中にある井戸水。「うまからまんさく」というキャッチフレーズのとおり、旨味のある辛口の仕上りで味の濃い料理との相性がいいです。秋田山内杜氏の酒造りのレベルの高さを感じました。
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 国内有数の穀倉地帯、横手盆地に属する十文字地域は田んぼも広いです。その田圃では毎年、美味しいあきたこまちが作付されます。2011年以来9年連続特Aランクの実績も。最近では新しいブランド米「サキホコレ」が開発されましたが、あきたこまちもまだまだ頑張ってほしいです。
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横手市産りんごと横手市産桃の果汁を使用したハードサイダーswallow。ラベルのデザインは増田町、細川果樹園の細川博之氏作)

 十文字駅から数分歩いた場所にあるホステル&バーCAMOSIBA。こちらは首都圏からUターンした十文字町にある阿部こうじやの娘さん「阿部円香」さんがオーナー。秋田に訪れる人と暮らす人が出会って、いろんな化学反応が起こる場にするというコンセプトを掲げ、お茶屋と隣接した母屋をリノベーションしてゲストハウスと発酵バルとしてオープン。写真を収めるのを忘れましたが、食べ物は主に横手産。そして、羽後町の醸造会社である羽後麦酒株式会社と地元の細川果樹園とコラボしてオリジナル地産地消アルコール飲料であるハードサイダーを販売しています。

 ちょい飲みでCAMOSIBAに訪れた私は偶然にも細川果樹園の細川博之代表に出会い意気投合。別れ際に握手を交わし、再会の約束をしました。

 ここで述べたもの以外で画像はありませんが、十文字地域は「サクランボ」の代表的な産地で6月にはサクランボ祭りが開催されます。また、伝統芸能も盛んであり秋田県指定無形民俗文化財で300年以上続く仁井田番楽がありDVDも発売されています。

 終わりに。今回、縁あって初めて訪れた横手市。特に十文字地域を中心にクローズアップしましたが、この地域で出会った和紙の泉川さん、果樹園の細川さんを始め地域で出会った皆様並びに電話での会話のみですが、十文字町芸術文化協会の土肥さんと触れ合って分かった事は、十文字地域の住民の温かさや情熱の高さを感じました。そして、この情熱の高さがあるからこそ小さい地域ながらも数々の伝統技、工芸、芸術、芸能を維持しつつ主要産業である果樹、野菜、水稲を造り出し地産地消できる環境を保つことで「次世代へ繋ぐ循環型社会」を産み出せるのだと感じました。

 特に私が訪れたCAMOSIBAの阿部さんと細川さんはこの地域に今までに無い取り組みをされているので今後の十文字のまちづくりのキーマンとなることでしょう。

 そして、柏崎市と縁のある横手市を微力ながら、十文字地域より活性化させるべく、まちづくりに貢献できたらなと思います。ありがとうございました。

柏崎が生んだまちづくりプロデューサー

先月11/26。私の出生地、新潟県柏崎市にある「かしわざき市民活動センターまちから」においてNPO法人aisa主催で月1夜開催のイベント『よるラボ in 柏崎』があった。

このイベントは、柏崎で面白い取り組みを行う人や県内、県外の先進事例の実践者をゲストに招いてトークセッションする企画。

そして、第26回目のゲストはきら星(株)代表取締役で柏崎出身の伊藤綾氏。タイトルは(なぜ移住定住の促進が必要か?)~湯沢を通じたまちづくり先導者の視座f:id:romancingerga3131:20211211021317p:plain私は首都圏に在住のためオンラインでこのイベントに参加しました。

彼女との出会いは一昨年の初め都内の焼き鳥店で開催された新潟県人会の集まり。私と同じ柏崎の生まれでしたが、その直後、起業のため越後湯沢にJターン。地方で暮らす人を増やし消滅可能性都市を無くすことをスローガンとして掲げて今の会社を興した。

さて、よるラボのトークセッションの中で彼女が言った事で一番印象に残っていることは移住定住とまちづくりは切っても切れない関係であること。それは、まちづくりをしないと移住定住が成り立たなくなるからです。その結果、人口減少の加速やインフラの機能停止。挙げ句の果てにその地方都市は消滅してしまう。

それを防ぐには、その地方自治体が既得権益という縦割りの仕組みに余所者の魅力や第3者の意見という横串を通して風通しを良くすればいいのである。そうすることで、移住の受け入れ体制が拡大してまちづくりが促進。その地域にまちづくりプレイヤーが生まれ、循環型の移住定住が確立され地方に人口が増えていくのである。

そして、まちづくりは意識を変えれば、誰もがチャレンジできる物だと思います。自分達が作り上げた物を後世に残していくためにまちづくりを真剣に考えなければ、その地方都市は消滅します。これを読んだ皆様。まちづくりプレイヤーとして地域の活性化に貢献するのはどうでしょう?

人生初ブログ

はじめまして。ペンネーム「ユウこばやし」と言います。ペンネームの由来ですがユウは名前の頭文字から。こばやしは母親の旧姓です。

既に自己紹介で書きましたが、母親の里帰り出産で新潟県柏崎市にて誕生し生まれてから1ヶ月後から今日まで首都圏住まいです。

さて、ここで私が生まれた新潟県柏崎市について分かる範囲で触れたいと思います。f:id:romancingerga3131:20211207183519j:plain
柏崎は人口8万1000人ほどの街で海と山と都市がバランスよく点在しています。中でも、海は柏崎にとって代表的なの観光資源であり日本海側海水浴発祥の鯨波海岸や越後三大花火の1つ海の柏崎花火があります。f:id:romancingerga3131:20211207183939j:plain f:id:romancingerga3131:20211207184154j:plainf:id:romancingerga3131:20211207184233j:plainf:id:romancingerga3131:20211207184341j:plain
米山国定公園である恋人岬から見た絶景は柏崎の代表スポットでありJR信越本線青海川駅日本海に最も近い駅としてドラマのロケ地にもなりました。f:id:romancingerga3131:20211207185034j:plainf:id:romancingerga3131:20211207190204j:plain
また、柏崎は鯛の産地であり2013年の全国ご当地どんぶり選手権では鯛茶漬けが見事グランプリに輝きました。f:id:romancingerga3131:20211207190651j:plainf:id:romancingerga3131:20211207190711j:plain
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柏崎地場特産品の果物においては新潟ブランドいちごである越後姫や味が濃く風味豊かな新道柿があります。[ ]f:id:romancingerga3131:20211207191823j:plain
また、それらの果物を使用した地産地消スイーツも販売されています。f:id:romancingerga3131:20211207192134j:plain
新潟県と言えば米所。柏崎も過言では無く、米の産地間競争の激化を想定し地場産米の競争力を高めるべく独自の特別認証制度を設け市内27の農家が認証を得るためチャレンジしている柏崎産コシヒカリの米山プリンセスがあります。普段、高級米を食べている200人に市場調査を実施した結果、96%が美味しいとの回答でした。f:id:romancingerga3131:20211207194052j:plain
地酒王国でもある新潟県は酒蔵の数が全国一。柏崎にも4つの酒蔵があり中でも原酒造は柏崎で一番歴史が古く2人の越後杜氏新潟県卓越技能者「にいがたの名工」として輩出されました。銀の翼は柏崎刈羽地区限定酒で芳醇な味わいを醸し出します。f:id:romancingerga3131:20211207201240j:plainf:id:romancingerga3131:20211207201308j:plainf:id:romancingerga3131:20211207201403j:plainf:id:romancingerga3131:20211207201429j:plain
山の方の集落である鵜川地区女谷には国指定重要民俗無形文化財であり500年の歴史を持つ民俗芸能、綾子舞があります。f:id:romancingerga3131:20211207201956j:plainf:id:romancingerga3131:20211207202012j:plainf:id:romancingerga3131:20211207202034j:plain
女谷の先には治三郎の清水という美味しい湧き水があります。f:id:romancingerga3131:20211207202627j:plain
そして、西山地区には白鳥が見れる池があります。f:id:romancingerga3131:20211207202800j:plainf:id:romancingerga3131:20211207202829j:plain
他にもまだまだ柏崎の魅力はたくさんありますが、まだまだ柏崎の魅力をたくさん見付けたいと思います。それがまちづくりと移住定住に繋がっていくから。(完)